2017年2月24日金曜日

2016-04 新型ETS


昼下がりのGemas駅。エントランスには旧来の客車列車の絵が飾られていました。新駅は1番線から6番線まで3つのホームを持つ分岐駅らしい規模の作り。今はまだ列車本数も少ないですが将来的にはにぎわうのでしょう。


ホームには勝手に入ることはできず、列車発着前に駅員の案内があってからチケットを見せてホームへと向かいます。ここGemasから北方は複線電化区間なので高速電車ETSが走る区間。まずはクアラルンプールまで約2時間の乗車です。ホームにやってきたのは第二世代の新型ETS車両でした。中国製の6両編成。先頭車両の流線型具合など第一世代車両に比べると洗練された印象の車両です。


少しの乗客を降ろし、折り返し運転に向けての車内整備や乗務員交代ののち、タイ国境Padang Besarへと向けて出発。

Gemas (14:00) ⇒ KL Sentral (16:10):ETS EG9204


車内はモノクラス、座席の向きは固定されていて変えられません。ほんの一部、センターテーブルを挟んで4人グループ向けの座席もありますが全体的には前方向きと後方向きの固定座席が2席ずつ並んでいます。E-ticketサービスでは座席の向きなど詳細はわからないので改善してもらいたいところ。各車両には大きな荷物を置けるスペースもあり、カフェテリアコーナーと車椅子用設備、ムスリムのためのお祈りスペースも設置、天井や車端部には案内モニターもあり、自動放送も付いています。最高時速の140kmを記録した瞬間を写真に収めました。