2017年2月27日月曜日

2016-05 ETSの車窓から

まもなくSerembanに到着します。

Seremban駅に到着。

客車列車とのすれ違い。

まもなくNilaiに到着します。

自動放送はマレー語案内は女声、英語案内は男声。

まもなくKajangに到着します。

ドア開閉の注意喚起放送もあります。

ご乗車ありがとうございます、次はKL Sentralです。

2017年2月24日金曜日

2016-04 新型ETS


昼下がりのGemas駅。エントランスには旧来の客車列車の絵が飾られていました。新駅は1番線から6番線まで3つのホームを持つ分岐駅らしい規模の作り。今はまだ列車本数も少ないですが将来的にはにぎわうのでしょう。


ホームには勝手に入ることはできず、列車発着前に駅員の案内があってからチケットを見せてホームへと向かいます。ここGemasから北方は複線電化区間なので高速電車ETSが走る区間。まずはクアラルンプールまで約2時間の乗車です。ホームにやってきたのは第二世代の新型ETS車両でした。中国製の6両編成。先頭車両の流線型具合など第一世代車両に比べると洗練された印象の車両です。


少しの乗客を降ろし、折り返し運転に向けての車内整備や乗務員交代ののち、タイ国境Padang Besarへと向けて出発。

Gemas (14:00) ⇒ KL Sentral (16:10):ETS EG9204


車内はモノクラス、座席の向きは固定されていて変えられません。ほんの一部、センターテーブルを挟んで4人グループ向けの座席もありますが全体的には前方向きと後方向きの固定座席が2席ずつ並んでいます。E-ticketサービスでは座席の向きなど詳細はわからないので改善してもらいたいところ。各車両には大きな荷物を置けるスペースもあり、カフェテリアコーナーと車椅子用設備、ムスリムのためのお祈りスペースも設置、天井や車端部には案内モニターもあり、自動放送も付いています。最高時速の140kmを記録した瞬間を写真に収めました。

2017年2月21日火曜日

2016-03 切り取られた鉄道歴史遺産

JB Sentralからの5時間に渡るローカル列車の旅を満喫したあと、まだ真新しさの感じられるGemas駅の改札を出て、エレベーターで降り、駅前ロータリーに向かいます。最近のマレー鉄道駅は駅前にロータリーと駐車スペースが整えられていて、自家用車やタクシーでも駅に訪れやすく配慮されています。


新駅舎から3分ほど進むと・・・、切り取られたように旧駅舎と跨線橋、ホーム、線路が残されています。線路にはまだ走行できるんじゃないかと思うくらいの状態の旧型のディーゼル機関車も保存されています。


Gemasはマレー鉄道西海岸線と東海岸線の分岐駅、町自体は歩いてぐるっと回れるほどの小さな町なのですが鉄道駅としては重要な役目を持ちます。個人的にも思い入れのある旧Gemas駅が新駅完成後も取り壊されずにこのような形で残ってくれたのは嬉しい限りです。

むかし、僕がマレーシアを訪れ始めた頃、このGemas駅を朝7時頃に出て、マレー半島内陸部を突っ切るTumpat行きのローカル列車がありました。3両くらいのおんぼろ客車で小さな駅をこまめに停車しながらクランタン州に着く頃には日も暮れるような12時間以上かかる長距離鈍行列車でした。この旧Gemas駅は、その列車に乗るために食堂やベンチで夜明かしをした思い出の駅なのです。当時は夜行列車や貨物列車も多くGemas駅は一晩中稼動していて、たくさんの鉄道職員がいろいろな仕事をしていたのを眺めながら朝を待ったのです。


旧駅舎を活用した食堂があったのでランチタイムに。乗り換え列車までは1時間半ほどあるので、食事と小さな町をぐるりと歩いてから新駅舎に戻ります。

2017年2月17日金曜日

2016-02 日本の客車に再会


朝まだ夜明け直後のジョホールバル、JB Sentral駅。現在の列車の発着本数からするととても立派で広すぎ、設備を持て余しているような駅ですが将来の複線電化完了を見込んでの規模なのでしょう。今日まずはローカル列車でGemasへと向かいます。

JB Sentral (07:30) ⇒ Gemas (12:22):Shuttle62


JB Sentral駅のプラットホームに佇む日本で使われていた14系客車。日本から譲渡され、一時は急行マラヤンタイガー列車として活躍していた客車の一部を使ったローカル列車です。寝台車の連結はもちろんなく座席車のみ2両の短さ。車内は日本時代とほとんど変わらず、あまり手も加えられていません。外装の一部オレンジ塗装と車内設備への最低限のマレー語表記の追加くらいでしょうか。


ジョホール州の端から端までのんびりと走るローカル列車の旅。僕の乗った前の車両の行き先表示は「下関」。マレー鉄道西海岸路線でもジョホール州内はまだ単線非電化区間。途中駅での行き違いもあれば、停車する駅ものどかな雰囲気が残ります。


座席は少しだけリクライニングする回転シート。肘掛ななめ下の黄色い物体は・・・ゴキブリホイホイです。乗車後半、後ろの車両へと向かい、流れいく景色を楽しみました。この風景もあと3、4年もすれば過去のものとなり、複線区間を高速列車ETSが走り抜けるようになるのでしょう。


鍵のかかった乗務員室には誰もいません。車掌は後ろ車両の空いている座席でのんびりくつろいでいました。駅に到着すれば、面倒くさそうに立ち上がり赤青の手振り旗で機関車の運転手に合図を送ります。乗客も少なく閑散としたローカル列車を乗りとおし、Gemas駅へと到着。5時間ののんびり乗車を終えます。

2017年2月9日木曜日

2016-01 LCC スクート

2016年のマレーシア旅行。たまには格安航空でも利用してみようかとシンガポール航空傘下のスクートを使ってみました。僕の旅の場合、預け入れスーツケースもありますし、機内で軽食も取ったし、トータルで見るとあまり格安感のないLCC利用でした。


家で朝食を済ませたあと成田へ。9時半頃には早々に搭乗手続きを済ませます。時間がたっぷり余ってしまい、免税品エリアも何も買わないし、数少ないフードコートやレストランもエリア柄とっても強気なお値段設定だし、退屈な待ち時間になってしまう。LCCだから早めに着ておかないと、と思ったのですがもう少しのんびり来ても平気でしたね。

 
飛行機のその塗装ラッピングのごちゃごちゃ感からして、いかにも格安LCCって雰囲気のスクート。LCCの基本は運用効率化!シンガポールからの便がすぐに折り返しシンガポール行きとなります。たいした遅れはなかったようですがそれでも整備や給油、乗員交代など慌しい。

スクートのフライトは成田~シンガポール直行ではなく途中、台北に寄航します。乗客の流れとしては、成田~台北と台北~シンガポールの区間利用者が圧倒的で、僕のように成田~シンガポール乗り通す客はあまりいませんでした。

 
LCCのお決まりごと、飲食物持ち込まないでね!一応従いましたし、機内有料サービスの軽食も頼んでみました。味はいたって普通ですがこの量と質を考えると、値段はちょっと高いかな。

Tokyo Narita (11:45) ⇒ Singapore Changi (20:50):Scoot201

台北での寄航時、保安上の理由なのか乗りとおす客も一旦降ろされます。まぁ狭い機内でずっといるよりは気分転換や手足を伸ばしたりできるのでいいのですが・・・、帰路では早朝に台北寄航なので眠気をもちつつちょっと面倒に感じます。

シンガポール・チャンギ空港からはMRTでブギスへ。ここからバスでジョホールバルへ行こうかと思ったのですが労働者たちの帰宅ラッシュと重なり長い行列&なかなか来ないバス。国境越えタクシーもほとんど出払っていて、白タクの相乗りしちゃいました。

 
助手席に座った僕は相乗り客全員のパスポートを預かり、ウッドランズとジョホールバルで出入国手続きもスムースに済ませ、0時過ぎにはJB Sentral駅直近のホテルに着きました。前にも泊まったことのある小奇麗なホテル。駅まで3、4分というのが助かります。