2010年7月5日月曜日

タクシー乗車と白タク乗車


内陸部を吹っ飛ばすタクシー
 

タクシー運転手はジャラントゥトまでの長距離客を獲得した嬉しさか、もともとの性格なのか、くねくねしてアップダウンも多い山道をものすごいスピードで走ってくれました。クアラリピス Kuala Lipis からジャラントゥット Jerantut まで約1時間で到着。
 
タクシー Kuala Lipis→Jerantut 50リンギット
 

16時、タクシーはジャラントゥットの町に到着しました。バスターミナルで降ろしてもらい、両替所の場所を聞きます。白タク運転手に連れて行かれた両替所は自分一人じゃ見つけようのないような建物の中でした。日本円1万円札を出すと、ちょっと待って、といい電話をかけます。どこかの本部とやり取りをしたあと、350リンギットだ、と言われました。若干落ちるけど、悪くはないな、と思い2万円を換えてもらいます。
 
そのあとがちょっとまずかった・・・。白タク運転手はいい両替所に連れて行ってあげたんだから、乗っていけと言うのです。もっとまずかった事に僕は、この白タク運転手にカンポンイボック Kampung Ibok の話をしてしまったので、そのなんたらカンポンまでだって走ってやるぜ、としつこいのです。
 

・・・、結局、ジャラントゥットの町からカンポンイボックへ長距離白タク乗車することになってしまいました。言い値が350リンギットだったので、向こうから断るだろうと思った180リンギットでもオーケーだったので、引くに引けなくなってしまったのです。あ~あ、内陸部の街、クアラリピスやジャラントゥットで1泊する計画はつぶれ、予定より早くカンポンイボックに行くことになってしまった・・・。
 
白タク Jerantut→Kampung Ibok 180リンギット
 

だけど、白タク運転手のちょっと会話に不自由のあるおっちゃんはいい人だったのでよかった。何故か高速には乗らないのだけど、ドライブ中は楽しく会話しながら行けたし、日もとっぷり暮れたクママン Kemaman の町で今日初めて聞いただろう地名のカンポンイボックへの道をいろんな人に聞きつつ、ちゃんと送り届けてくれたし。疑って、ナンバープレートの番号チェックしたりしてごめんね、おっちゃん。

クアラリピス Kuala Lipis


大自然の中を行く
 

車窓にチョコレート色の川が見られるようになってきました。マレー鉄道東海岸線の列車は、テンベリン Tembeling あたりを走行中。タマンネガラへ向かう人たちはこの川をボートで4時間上っていきます。
 

テンベリン川を車窓に見ながら列車は進む
 


13時45分、ほぼ定刻に列車はクアラリピス Kuala Lipis に到着。マレー半島内陸部のど真ん中、なんとなく興味のあった町なのでここを目的地にしました。ホームの売店でジュースを買って飲んでいましたが、列車はなかなか発車しません。
 

駅周辺を歩き、両替所を探しますが、この規模の町ではないみたいです。銀行じゃ両替やってくれないし、ちょっと困りました。駅近くの郵便局前にはインフォメーションボードが併設されています。両替できずに困っているとタクシー乗り場で暇そうにしているおっちゃんが話しかけてきます。「ジャラントゥット Jerantut に行けば、両替もできるし、いろんな行き先のバスもあるよ」とのことで、話に乗ることにしました。