2009年5月17日日曜日

Day17 仕方なく宿泊、ハジャイの街


ハジャイ駅。みんなが降りていく中、仕方なく自分も降りる。まずは窓口で運休区間分の運賃を払い戻ししてもらう。ハジャイはついおとといに半日いただけでも特に見るところがなくて時間を持て余した街だ。ガイドブックをパラパラめくるけど、ソンクラーとか近郊の海まで行く気にもなれず、とりあえず今夜のお宿を探すことに。
 

駅の出口は狭く、そこに集まる鉄道利用客とソンテオの呼び込みで混雑している。特に大きな荷物を持っている自分は狙われやすかったけど、断り続けて街に出て、コロの壊れたバッグを引きずりながらたどり着いたのがラチャホテル。入るとすぐオーナー?が笑顔で迎えてくれた。1泊いくらか尋ね、荷物も重いのですぐに泊まると決めた。
 
【宿泊】 Racha Hotel 460B
 

重たい荷物を部屋へ運んでくれたボーイにチップを渡すと、やっぱりきた。レイディはいかが?って。さいわい笑顔でいらないって断ると、もし気が変わったらいつでも呼んでね、って言って立ち下がってくれたのでよかった。しつこいボーイだと何度もやってきてこっちも疲れちゃうからね。
お部屋は460バーツのわりには十分だと思った。シャワーの水も勢いがあるし、古い中にも清潔感があって。暑い中荷物を引いてきたので喉が渇いていた。冷蔵庫のジュースを飲む。あとで同じのをセブンで買ってくればいいや、ってことで。
 

シャワーを浴びたあと、テレビでアメリカかどっかの音声なしでも笑えるような単純なアニメをやっていたのでしばらく見入ってしまう。夕方、食事をしようと思い、街に出ることに。そういや、今日の昼食もとってない。美味しそうな肉骨茶を見つけたのでそこで食べることに。ハジャイの街はマレーシアから遊びに来る中華系マレーシア人が多いので、肉骨茶のほか、ふかひれとか燕の巣とかその手の料理屋も多い。

Day17 列車は走らず、予定が狂う


昨日は夕食(食堂車からデリバリーしてもらおうと思ってた)さえ食べてなかったことに今さら気づく。列車に間に合うか間に合わないかであせっていて、忘れちゃってたんだろうなぁ。列車に乗ったあとも全然写真撮ってなくてぼんやり外を見てた気がする。寝台もファン車両の下段だったのに、あまり記憶にないままで、今気づくとベッドに寝ていたって感じ。
 

朝6時過ぎ、外が明るくなってきた。まだベッドのままだけど、上半身を起こして車窓を眺める。とにかく緑が多いなぁ、って印象。この列車はヤラー行きでヤラーで1時間ちょっとの待ち時間でスンガイコーロク行き普通列車に乗り継げる。スンガイコーロクからは国境を越えて再びマレーシアに入り、コタバルで滞在しようと思っていた。
 

だけど、車掌がやってきて切符を確認し、今日はハジャイまでの運転だよ、と言う。例のアクシデントの影響はまだ収まっていないようです。ハジャイ~スンガイコーロクの間は全部運休。復旧されるのもいつになるかわからないとのこと。あーあ、旅の最後にコタバルに立ち寄って、カルチャーショーを見たかったのに。
 

車掌さんはご丁寧にハジャイからミニバンでヤラーやスンガイコーロクへ行けることを教えてくれるが、列車が運休になるような状態の中、あのミニバンで深南部を行くのはちょっと気が引ける。ハジャイの街が見えてきて、線路沿いに生活の臭いが感じられる。10時過ぎ、ハジャイ着。さて、これからどうしよう?