2009年5月15日金曜日

Day15 バンコク行き夜行列車のファン寝台


ハジャイの町は大きいけれど、とくに面白いところもなく、デパートの1階にあるドーナツ屋で涼しみつつ時間をつぶす。14時過ぎ、駅に戻り客車に乗り込む。車両はだいぶくたびれていて、窓全開で走ってばかりだからだろう、ほこりっぽい。けれど、これが乗ってみたかったファン寝台車なので全然気にならない。窓を開けて、物売りから買い物をしたり、風を感じながら車窓を楽しんだりできる。
 
RAP 172 Hat Yai(15:26)⇒Nakhon Pathom(06:52 +1)
 

午後3時半、ほぼ定刻に列車は発車。夜までは向かい合わせのボックスシートだ。今のところ向かいに座る人は乗ってこないので足を伸ばしてリラックスする。車内には飲み物をバケツに入れて売りに来たり、乾物を売り歩く人がひっきりなしに行き来する。夕方4時半、ちょっと早いけど食堂車に行くことに。さすがにこの時間なので客は少なく、ビール飲んで風に吹かれてるおじちゃんがいただけ。食堂車のお姉さんはガイコクジンだと思って、英語とタイ語の両方載ったボロボロのメニューを見せてくれた。
 

こんな快速列車の食堂車でも英語併記のメニューがあって、助かった。メニューがなかったら、カオパットとかありきたりなものしか注文できなかっただろうし。今回、オーダーしたのはジンジャー・シーフードカレー。なんかたまねぎが半分を占めている感じもするけど、イカやエビもちゃんと入っています。ピリ辛でご飯がすすむ。カレーとご飯で120バーツ。お弁当の物売りから何か弁当を買うのに比べても高いけど、食堂車での食事はやっぱり楽しいし美味しく感じてしまう。それに、こんなゆれる車内で炒め物や揚げ物までしてしまうんだから、すごい!と思う。
 

食事のあと、席に戻り、ジュース売りから買ったコーラを飲みつつ車窓を眺める。自分は進行方向左・西側に座っていたのでずっと夕日を見ていました。下段に寝る人も乗ってこないので気にせず窓全開で夕日を浴びながら過ごす。結局、下段の人は夜7時半くらいに乗ってきた。すぐにベッドを組み立ててもらい就寝。僕は上段なので窓からの風は受けられないけど、カーテンの隙間からファンの風が結構入ってくる。上段だと暑苦しいのかな、と思っていたけど、意外に快適でした。

Day15 乗り合いバンでハジャイへ


昨日のお祭りのあとがまだ残るパダンブサールの町の中心。ほんと運よくお祭りの夜に滞在できてラッキーだったなぁ。パダンブサールの町ともお別れ、黄色い乗り合いソンテオで乗り合いバン乗り場まで短距離ですが乗せてもらう。パダンブサールからハジャイまではバスではなく乗り合いバンで行くことにし、ジュース飲みつつ、乗客人数が揃うのを待つ。定員が揃ってしまえば、乗り合いバンは早い。1時間ちょっとでハジャイに到着。僕は列車に乗るので駅前で降ろしてもらう。
 
Padang Besar⇒Hat Yai 乗り合いバン
 

駅舎には「HAADYAI」と書かれているし、地図には「HAT YAI」とあるし、読み方も「ハートヤイ」、「ハジャイ」、「ハニャイ」といろいろ。駅の中に入り、窓口で寝台の下段に空きがないかもう一度聞いてみる。今夜乗る列車はファン寝台の車両だけど、上段のチケットしか取れなかったので。結局、空きはなく、今夜は上段寝台で過ごすことになった。窓口の人によると、ハジャイ~スンガイコーロクの区間は"アクシデント"で運休のため、もう列車はホームに止まってるそう。アクシデント・・・、また深南部で列車襲撃や運行妨害でもあったのでしょうか?いつまで運休なのかを聞いても、わからないって答えしか返ってこないし。
 

ハジャイ駅は1番線から5番線まである。3、4、5番線にはスンガイコーロク発の快速・特急、ヤラー発の快速列車が停車中で食堂車のスタッフは洗濯を干したり、積み込みをしたり、のんびりとしていた。運休はいつからで、いつまでなんだろう?今後の旅に影響が出そうで心配になる。自分の乗る列車の車両に入り、大きな荷物を荷棚に置き、ハジャイの町に繰り出す。デパートやショッピングモールがあるし、発展してるなぁ、と思う。昼食はワンタンミー・ドライ、50バーツ。