2009年5月22日金曜日

Day21 旅の終わり


NH 916便 Bangkok(23:55)⇒Tokyo(08:10 +1)
 
ANA 機で帰国の途に着きます。お土産は定番のランのお花。3週間の旅、後半グダグダになって少し生かしきれない面もあったけど、初めての東海岸の島・カパス島に蛍の里・カンポン Ibok に、楽しめました。あとはもちろん寝台列車や食堂車の利用もよかった。充実した旅になりました。
 

軽く睡眠をとった後、朝食がサーブされました。
 
ウェイクアップドリンク

メインディッシュ
ポークのワンタン ミネストローネスープ仕立て
 
四季の麺 ・ ガーデンサラダ ・ モーニングロール
 
フレッシュフルーツ

コーヒー または 紅茶

 
帰りの便も非常口前の座席で快適。癖になりそうだけど、普段はそう簡単には取れないのかもね。成田に到着後、コロが壊れてしまったかばんは配送サービスにおまかせし、身軽になったあとは滑り込みで間に合った安い"モーニングライナー"で都心へ。

2009年5月21日木曜日

Day20 バンコクで暇を持て余す


バンコクに滞在している。都会で滞在し、観光したりするのはちょっと苦手だ。実際にはそうでもないのだが、物価が高いんじゃないか、無駄にお金使っちゃうんじゃないかと思って萎縮しがちな気がする。今日もだらだら起きたのでもうお昼近い。豚足煮込みご飯を食べて、食材などを買うために暑い街へ繰り出す。バンコクのバスもだいぶ新しいものが増えたなぁ、と思う。空港に出入りするバスも黄色い真新しいものになったし。
 

そんな中、まだ根強い人気?を持つトゥクトゥクも健在。フアランポーン駅前にもたくさんのトゥクトゥクが客を待ち構えている。僕が見ている限り、観光客よりも意外とタイ人の利用客が多くを占めている気がする。地元の人でうまいこと交渉して使ってるのか、田舎から出てきた人でぼったくられているのか、わからないけど。僕もそういえば、バンコクのトゥクトゥク乗ったことない。トゥクトゥクで行くような比較的短距離の移動はあんまりしないからなぁ。赤い34番のバスで東急などがあるサイアムスクエアまで行き、ちょっと買い物をしただけで早々にホテルへ戻る。バンコクはショッピング以外にどんな観光おススメポイントがあるんだろう?いつも半日くらいしか滞在しないけど、それでも時間を持て余しちゃう。
 

夕方、買い込んだ食材など荷物を全部まとめてホテルを出る準備はオーケー。最後に哲ちゃんの店でパッタイを食べることに。注文して出来上がったものを見て思い出したのだが、哲ちゃんの作るパッタイは正直言ってあまり美味しくないのだ。1年前の教訓を忘れてた愚かな自分。豚足煮込みやカオパットは美味しいんだけどね。
 
今回は、夜の飛行機なので夕方過ぎに空港へ向かわないとならない。バス乗り場に行くとものすごい人でこりゃ乗れないなと思い、空港行きのバスの始発ポイント・アヌサーワリチャイまでタクシーで行くことにした。でも、こんな渋滞の激しい時間帯にメーターで行ってくれるわけもなく、150バーツと言うプチぼったくり料金で。アヌサーワリチャイからの空港行きバスはちょうど停車中で座れた。でも、渋滞のせいで空港まではわりと時間がかかった。早めに出ておいて正解!でした。
 
Hua Lamphong Station⇒Suvarnabhumi International Airport 
 タクシー+551番バス+空港内シャトルバス

2009年5月20日水曜日

Day19 バンコクステーションホテル


バンコクでの宿泊はおなじみ、バンコクステーションホテル。駅近で安いのが売りです。ファンのお部屋で250バーツ。ファンは大きくて部屋を涼しくしてくれるし、水シャワーも水量豊富で気持ちいい。日本語の注意書きもあるので、日本人の愛用者も結構いるのかも。向かいの部屋は子供連れが泊まっているのでちょっと騒がしい。
 

荷物を置き、ホテルを出たところの哲ちゃんの店に立ち寄る。ここで食事は済ませられるし、隣にセブンもあるので飲み物やお菓子も買える。便利なロケーションだ。裏にはネットカフェもあるようだが、ちょっと入りづらい雰囲気だったので今回は利用せず。
 

夕食も哲ちゃんの店でカオパット。予定よりも1日早くバンコクに戻ってきてしまった。明日1日はバンコクで街歩きしてお土産購入かな。
 
【宿泊】 Bangkok Station Hotel 250B

Day19 またも列車は遅れてくれる


早朝5時半、窓の外はまだ薄暗い。タイ・マレーシアの旅も終わりが近づいている。やっぱり後半に列車の部分運休のせいでコタバル(マレーシア)に寄れなかったのは残念だし、そんなことがあってもそれを上回るような楽しい過ごし方にアレンジできなかったのが悔いに残る。列車でマレー半島の細い部分を何度も行き来したこと自体は楽しんだけどね。
 

タイの寝台車もこれで最後、今回はマレー半島を南北に行き来したので計4回乗っている。バンコク~ハジャイのあいだ、SP Exp だと945バーツ(エアコン寝台下段)、Rap だと605バーツ(ファン寝台下段)かかる。所要時間はたいして変わらず、どちらがいいかと聞かれると悩むなぁ。SP Exp は快適でちょっと上品な雰囲気、Rap は庶民的でフレンドリーさがある感じ。行きと帰りで両方乗っておきたいです。
 

朝7時半を過ぎ、ベッドは片付けられて座席に戻されていく。乗り込んでくる物売りにはコーヒーとか朝らしいものを売る人も。コーヒーに小さいパンをつけて食べる。甘いコーヒーだけど、結構目が覚める。列車はまだナコーンパトムあたりを走っている。こりゃ1時間半くらい遅れての到着になるかな?最後の列車、少しでも長く乗っていたい気分なので個人的には嬉しいけど。
 

バンコク・ノイ駅(トンブリ駅)へ向かう路線と別れ、川を渡りチェンマイ方面からの北線と合流すると終着駅バンコク・フアランポーン駅は(距離的には)もう近いのだが、(時間的には)これから結構待たされる。というのも南線・北線・東北線の列車がすべて集約されるからフアランポーン駅のホームやりくりが大変なせいだろう。時間もちょうど朝なので発車していく列車も多く、その中に到着する列車も何本も混じるんだから大変だ。結局、10時過ぎにバンコクに到着。

2009年5月19日火曜日

Day18 最後の寝台列車


ハジャイの朝、街に出て肉骨茶の店でもやってないかな?と思うが街はいたって静かで開いている店自体ほとんどない。このままここに滞在してもつまらないし、かといって他の町まで行く計画を立てて実行する気力もなく、駅の窓口でチケットの変更をしてもらうことにする。ほんとうなら明日の夜の列車のところを1日早めてもらうのだ。ファン下段寝台に空きはあり、無事変更できた。区間運休で乗れなくなり、払い戻しした人がいたのかな?とにかく、今日の午後、ハジャイを発つバンコク行きのチケットが手に入った。昨日、飲んでしまったジュースの補填分を買ってホテルに戻る。
 
11時過ぎ、ホテルをチェックアウト。レイディを頼んでないけど、ボーイさんは最後まで荷物運んでくれたり、親切でいい人だったなぁ。駅に着くと、例のハジャイ~スンガイコーロク区間運休のせいで今夜乗る列車はもうホームに着いている。大きな荷物をくくりつけ、ハジャイの街を歩き回る。「レールウェイストーリー」でもやっていた線路沿いのマーケットは活気があり、面白かった。でも、午後1時半にはもう行くところがなくなり、列車に戻ることに。さすがにまだ乗車している客はほとんどいないけど、扇風機を回し、本を読みながら発車を待つことにする。
 

RAP 172 Hat Yai(15:26)⇒Bangkok(08:45 +1)
 
午後3時半、列車は発車する。本当なら、スンガイコーロクを午前11時半に出て、バンコクに翌朝9時前着という長時間乗車を堪能し、昼食・夕食・朝食って車内で食べるのを楽しみにしていたのに。その願いはかなわなかったけど、ファン寝台の下段をキープしているし、ハジャイからでも17時間強もの乗車時間はある、最後の寝台列車を楽しまなくちゃ。車内の物売りはいろんなものを売り歩いている。飲み物やお菓子、乾物を売るのは当然、本や新聞を売り歩く人までいる。夕方5時過ぎ、名前も忘れてしまった田舎の駅で乗り込んできたおじいちゃん物売りからエビのカオパット弁当を購入。ハジャイの駅で購入しておいた鳥のから揚げと一緒にささやかな夕食にしました。
 

列車はどうやら峠越えをしているようだ。くねくねカーブを繰り返しながら少しずつ上っていく。隣の席のおばちゃんがカタコト日本語を話せて(若い頃、吉原でたんまり稼いだ人だそう!)、おしゃべりをする。僕は好き好んで選んだ快速列車のファン寝台だけど、おばちゃんは「遅い」、「汚い」、「暑い」と文句ばっかり(笑)唯一の救いは「安い」っていう点だけだって。ベッドを組み立ててもらったあと、窓全開にしてみる。吹き込む風が予想以上に強いので寝るときには半分閉めたけれど、開け放った窓から星空も見ることができ、充実、大満足のファン寝台でした。タイもいつかはマレーシアのように冷房車ばっかりになって、こんな贅沢な経験はできなくなっちゃうんだろうか?夜8時半頃停車した駅でアイスクリームを購入。アイスは時間がたつと溶けちゃうものだから売るほうも必死?なのかな。

2009年5月17日日曜日

Day17 仕方なく宿泊、ハジャイの街


ハジャイ駅。みんなが降りていく中、仕方なく自分も降りる。まずは窓口で運休区間分の運賃を払い戻ししてもらう。ハジャイはついおとといに半日いただけでも特に見るところがなくて時間を持て余した街だ。ガイドブックをパラパラめくるけど、ソンクラーとか近郊の海まで行く気にもなれず、とりあえず今夜のお宿を探すことに。
 

駅の出口は狭く、そこに集まる鉄道利用客とソンテオの呼び込みで混雑している。特に大きな荷物を持っている自分は狙われやすかったけど、断り続けて街に出て、コロの壊れたバッグを引きずりながらたどり着いたのがラチャホテル。入るとすぐオーナー?が笑顔で迎えてくれた。1泊いくらか尋ね、荷物も重いのですぐに泊まると決めた。
 
【宿泊】 Racha Hotel 460B
 

重たい荷物を部屋へ運んでくれたボーイにチップを渡すと、やっぱりきた。レイディはいかが?って。さいわい笑顔でいらないって断ると、もし気が変わったらいつでも呼んでね、って言って立ち下がってくれたのでよかった。しつこいボーイだと何度もやってきてこっちも疲れちゃうからね。
お部屋は460バーツのわりには十分だと思った。シャワーの水も勢いがあるし、古い中にも清潔感があって。暑い中荷物を引いてきたので喉が渇いていた。冷蔵庫のジュースを飲む。あとで同じのをセブンで買ってくればいいや、ってことで。
 

シャワーを浴びたあと、テレビでアメリカかどっかの音声なしでも笑えるような単純なアニメをやっていたのでしばらく見入ってしまう。夕方、食事をしようと思い、街に出ることに。そういや、今日の昼食もとってない。美味しそうな肉骨茶を見つけたのでそこで食べることに。ハジャイの街はマレーシアから遊びに来る中華系マレーシア人が多いので、肉骨茶のほか、ふかひれとか燕の巣とかその手の料理屋も多い。

Day17 列車は走らず、予定が狂う


昨日は夕食(食堂車からデリバリーしてもらおうと思ってた)さえ食べてなかったことに今さら気づく。列車に間に合うか間に合わないかであせっていて、忘れちゃってたんだろうなぁ。列車に乗ったあとも全然写真撮ってなくてぼんやり外を見てた気がする。寝台もファン車両の下段だったのに、あまり記憶にないままで、今気づくとベッドに寝ていたって感じ。
 

朝6時過ぎ、外が明るくなってきた。まだベッドのままだけど、上半身を起こして車窓を眺める。とにかく緑が多いなぁ、って印象。この列車はヤラー行きでヤラーで1時間ちょっとの待ち時間でスンガイコーロク行き普通列車に乗り継げる。スンガイコーロクからは国境を越えて再びマレーシアに入り、コタバルで滞在しようと思っていた。
 

だけど、車掌がやってきて切符を確認し、今日はハジャイまでの運転だよ、と言う。例のアクシデントの影響はまだ収まっていないようです。ハジャイ~スンガイコーロクの間は全部運休。復旧されるのもいつになるかわからないとのこと。あーあ、旅の最後にコタバルに立ち寄って、カルチャーショーを見たかったのに。
 

車掌さんはご丁寧にハジャイからミニバンでヤラーやスンガイコーロクへ行けることを教えてくれるが、列車が運休になるような状態の中、あのミニバンで深南部を行くのはちょっと気が引ける。ハジャイの街が見えてきて、線路沿いに生活の臭いが感じられる。10時過ぎ、ハジャイ着。さて、これからどうしよう?

2009年5月16日土曜日

Day16 列車が遅れて間に合わない!


ナムトク線の旅、終着駅ナムトクでいったん下車し、窓口で帰りのチケットを購入。やっぱり100バーツ。車内は行きの列車ほど混んでないけど、各ボックスシートがだいたい埋まるくらいの乗車率。行きの列車の到着が遅れたので、その折り返しになるトンブリ行きのこの列車も自動的に20分くらいの遅れで発車。これくらいは想定内だったのだけど、このあと大変なことに・・・。
 
ORD 258 Nam Tok(12:50)⇒Nakhon Pathom(16:27)
 

カンチャナブリまでは大きな遅れもなく列車は進む。行きと同じ川側の座席に座っていたので迫力満点の桟道橋も顔を乗り出して眺めることができる。切り通しを過ぎ、クウェー川鉄橋を渡るとリバークウェーブリッジ駅。観光客を見込んだお土産屋さんがいっぱい。
 

カンチャナブリ駅で下車していく観光客は多い。このまま列車でバンコク(トンブリ駅)へ向かうよりもバスでバンコクへ帰ったほうが早いからだろう。車内はだいぶ空き、地元の人の比率が高くなる。カンチャナブリを出て4、5駅くらい行ったところで列車はしばらく停車してしまう。機関車に何か不具合でもあったのでしょうか?でも、なんとか動き出してくれたので、これ以上遅れないで、と願う。
 

今乗っているナムトク線はナコーンパトムの手前、Nong Pla Duk JN.駅で南本線と合流する。その Nong Pla Duk JN.駅の一つ前の駅で列車はまたも長時間停車。手元には今夜乗車する夜行列車のチケットがあるが、どうも時間が厳しくなってきた。これはやばいと思い、車掌のもとへ向かう。機関車に不具合があったようで、列車はなかなか運転再開できないだろうという答え。乗り継ぎの列車には間に合わないね、と冷たい言葉。席に戻り、あーもうダメか、と思ったとき、車掌が走ってやってくる。ここからモーターサイで近くの南本線の駅まで行けばお前の乗る列車に間に合うかもしれないから、とのこと。ちゃんと気にかけていてくれてたんだ、ありがとう車掌さん!荷物を持ってモーターサイにまたがります。バイクの後ろに乗ること自体は全然平気なんですが、大きな荷物があるので、その重い荷物を右手と右モモで押さえてひたすら耐え続けるのが大変でした。もちろん、こんな不均等な状態でバイクを運転してくれた運ちゃんも大変だったろうなぁ。本当にありがとう、って100バーツ。Ban Pong 駅にはなんとか間に合い、ジュースを買う余裕もありました。あとで地図を見ると、Ban Pong 駅は Nong Pla Duk JN.駅の次の駅なんですね。15分くらい(体感的にはもっと長く感じた!)のモーターサイはほんときつかったぁ!
 
RAP 169 Nakhon Pathom(17:19)⇒Yala(11:20 +1)
※ 実際には Ban Pong 駅から乗車。